東名電機グループのSDGs 2021年8月9日OA
東名電機株式会社 東名グループ代表 上柳正仁さん
胸に富士ヒノキのSDGsバッヂをつけていらっしゃいますね。
このバッヂをつけて国内のあちこちへ行きますが、富士市のヒノキで作られているというと共感してくれる人が多いです。
まずは、会社のプロフィールをお願いします。
東名電機株式会社は今年53年目になりました。僕の父が設立した会社を中心として6事業所のグループで事業を進めています。53年前から行っているのは配電盤制御盤という製品の製造です。下水処理場などの配電設備大型の配電設備を作っています。僕が20年前に富士に戻ってきてから人材派遣や太陽光発電などの業務を立ち上げました。
持続可能な未来づくりに貢献する事業についてお聞かせください。
元々、13年ほど前からCSR 活動の一環として社会貢献を行ってきました。富士市内の企業さんに紹介して頂いて富士山を世界遺産にするためにみんなで掃除しようという富士山清掃活動を社員みんなで始めました。こういった活動が、持続可能な社会を構築するためのSDGsに近いのではないかという事から、SDGsのマークを使わせてもらい始めました。
SDGsには17の目標があります。自社の活動はどれに該当すると思いますか?
4番「質の高い教育をみんなに」は会社全体で進めています。職業講話、職場体験は十数年前から続けていて、毎年会社に中学生、高校生、大学生といろんな方々を受け入れています。先日は吉原一中からSDGsについての講話のご依頼があり、当社のリーダーが訪問をしてきました。
3番の「すべての人に健康と福祉」も進めています。数年前から会社で運動会を行ったり、健康経営に取り組んだりしています。スポーツ庁のスポーツウェルカンパニーという表彰制度に毎年申請をしていて前向きに活動しています。
13番の「気候変動に具体的な対策を」14番の「海の豊かさを守ろう」15番の「緑の豊かさを守ろう」が、富士山清掃活動につながると考えています。社内にCSR 委員会を設けていまして、富士山清掃の内容などの計画を立ててくれています。前回はゴミ拾いをした後、中央公園でヨガをしたり、海洋汚染につながる企画をしたり考えてくれています。富士山クラブから2回表彰していただいたこともあります。
社員教育に熱心ですね。
SDGsについてはCSR委員会を通して社員の皆さんに考えてもらっています。僕も経営者の立場でできることを考えて、今日の出演のことも朝礼で話したり、SNSでもできるだけ発信したり、そんなことをしながら考え方が広がっていると思います。
教育という点では先ほども紹介しましたが、職場体験に一生懸命取り組んでいます。グループ内に色々な会社があるので、例えば、アイネクストというソフトウェアを作る会社があるんですが、プログラムを書く体験をしたり、プログラムを使ってドローンを飛ばしたりといった体験をしてもらいました。
2年前までキッズジョブというイベントをやらせていただいた関係もあって、自分たちの仕事を発信するっていうことは上手になったと思います。
未来についてお聞かせください。
就職活動をする学生にSDGsはすごく響いてると感じます。会社としてのSDGsの取り組みをもっと PR してくことが大事になると思います。例えば太陽光発電システムは自分で発電所を持っているということになります。エネルギーの地産地消にこだわりたいので、自分の家や会社で発電してエネルギーを作って使うということについてこれからもお客様と一緒に考えていきたいと思います。
(インタビュー 2021年8月9日)